スウェーデンを本拠とするSCA社が同国Sundsvallに位置するOrtviken製紙工場の新聞用紙ラインを永久停機とする意向であるとして、同工場の評価損を受け入れることが分かった。今後、効率向上の対策を同社Obbola工場とMunksund工場にて実施することになる。今年末に永久停機となる予定の同ラインは、13万5千トンの年産能力があったが、同工場で保有する4機のラインの中で最小且つ最も古いラインであった。SCA社社長によれば、近年、世界的に出版用紙とりわけ新聞用紙の需要減退は顕著であり、特に同工場の利益性は低かったが、この最小且つ最古の製紙ラインを停機することにより、より効率性の高いラインで利益性の高い業務に専念できるとしている。
10月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ