ブラジル森林産業協会が発表した最新の統計によれば、同国1月~10月のパルプ輸出量累計は前年同期比8.9%数字を伸ばし約950万トンとなった。また、10月単月のパルプ輸出量では前年同月比14.7%大幅増の約113万トンとなった。一方、同国1月~10月のパルプ輸出取引額はFOBベースで前年同期比6.7%増の約$44億となり数量・金額ともに前年同期を上回る好調な推移となっている。同国ユーカリパルプ・メーカー各社は9月にトン当たり$20の値上げを通知し、北米向け$920、ヨーロッパ向け$830、アジア向けを$720と設定した。市場関係者によれば、世界的にL材パルプの市況は引き続き底堅いものの、各サプライヤーは新価格の浸透に奮闘を続けている。
11月12日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ