フィンランド森林産業連盟が発表した最新の統計によれば、同国第3四半期の紙・板紙生産量は前年同期比2%減の約250万トンとなった。特に、同国政府が要求している数々の労働政策変更に抗議して、9月18日に行なわれたストライキや生産中止など全国的な動きが影響し、9月の生産実績は低調に推移した。9月単月でみると、紙・板紙生産量はこのストライキの影響を受け、前年同月比10.8%大幅減の約78万トンに終わったとしている。同連盟の概算によると、今回のストライキが同国森林産業に及ぼした損害額は約4千2百万ユーロに上るとしている。同四半期の印刷・筆記用紙生産量は前年同期比3%減の約150万トン、板紙生産量は同1%微増の72万トンであった。また、化学パルプでは、同3%減の170万トンとなった。
11月19日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ