現在、北京市内外の複数の紙・板紙工場は、深刻なスモッグ公害軽減の為、一時的に生産を止めている模様。河北省保定市に位置する満城区の地方政府は、汚染度が高い小型石炭ボイラーの運転を止める様、指令を出したとしている。保定市の市轄区である満城区は首都北京に隣接しており、多数の中小ティッシュ工場が散在する地域で、年産能力の合計は約120万トンとなっている。現地メディアからの情報では、多数のティッシュ工場が先週小型石炭ボイラーを止めていたとしている。また、国の直轄市であり北京近隣の天津市では、玖龍紙業の天津工場が今週生産を止めている。同工場は、大型の板紙ライン5機を保有しており、年産能力は215万トンとなっている。
12月9日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ