中国の技術系商社であるSUMECグループは、年産合計100万トンの再生コンテナーボード・ライン2機の売り込みを行なっていることが分かった。同グループ関係者によれば、同社は国内板紙メーカーへ生産関連設備を供給するエージェントで、同国内であるメーカーの新たな板紙工場建設を具体的に進めていたものの、資金不足によりプロジェクトは頓挫、現在すべての輸入設備を第三者へ売却せねばならない状況に陥ったとしている。業界関係者からの情報によれば、当該の板紙メーカーは河北省の唐山Guotai Paper Industry社と目されており、同社は同地に年産合計120万トンのコンテナーボード・ラインを合計3機導入し、新工場を建設する計画があった模様。売り出し中の2機はいずれも年産50万トン、取り幅は6,600㎜、設計スピードは分速1,200mとしている。
12月10日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ