中国北部の多角的紙製品メーカー大手であるOrient Paper社は、保定市環境当局からの指示により塗工中質紙、軽量塗工中質紙、印刷用紙、デジタルフォト用紙などの生産を12月14日より年内一杯の生産を中止すると公表した。今回の指示は、先週北京にて初のスモッグ赤色警報発令に対応して、中国政府が北京・天津・河北地域、山東・河南・山西地域などに於いてスモッグ防止対策強化を打ち出したことに呼応するものである。赤色警報は2013年に制定された4段階の緊急対応システムの中でも最も深刻なレベルで、12月8日午前8時より10日正午までの間、学校・高速道路・建設現場が閉鎖に追い込まれた。この冬に入ってから、特に北京・天津・河北地域での工場生産活動は中国北部の深刻な大気汚染を軽減させる為に度々同様の生産中止指示が発令されている。
12月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ