Heinzel社傘下にあるオーストリアのLaakirchen Papier社は、9月に発生した火災から復旧し、年産25万5千トンのSCライン10号機の操業を正常に再開したことが分かった。同社社長によれば、同社は今週14日に同ラインのテスト稼働を開始、16日午前6:30に平常操業に入ったとし、今週末にはフル稼働になる見込みとしている。同工場は当初、火災によるラインへの損傷はシュープレスとプレス工程に止まり、乾燥工程は被害を免れたとしていたが、修理作業は想定を越えており、ケーブル100㎞敷設、数キロのパイプ埋設や新たな駆動部交換など甚大なレベルであった。復旧作業の経費や休転中の逸失売上などを合計すると1千数百万ユーロに上ると試算している模様。
12月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ