台湾を本拠とする大手板紙メーカーである正隆股份有限公司は、このほどベトナム南部Binh Duong県に於いて約$10億を投資、板紙年産100万トンの新工場を建設するプロジェクト案に関し、ベトナム政府より全面的な承認を得たことが分かった。ただし、今回承認を得た当プロジェクトの規模は同社台湾本社の役員会がこれまでに裁可している総額$2億3千8百万投資で、75ヘクタールの土地に年産30万トンの再生コンテナーボード・ラインを建設する案を大きく超えている。同社代弁者によれば、ベトナムの輸入再生コンテナーボードの量はここ数年15%~20%のペースで拡大しており、更に今後10年間で段ボール素材の需要は飛躍的に伸びると予測するとしている。この潜在的な需要に対応する為、同社は新工場内に更なる増設スペースを設ける予定。
12月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ