米国の森林紙製品協会がまとめた最新の統計によれば、第1四半期~第3四半期の9ヶ月間の米国紙パルプ・板紙の世界向け輸出は第1四半期から輸入を凌ぐ成長をみせていることが分かった。産業全体の1月~9月の輸出量累計は約3千1百万トンで前年同期比1.4%増、取引総額では同2.9%増の約$185億となっている。第2四半期終了時点では、輸出量累計で同0.6%増、取引総額では同2.3%減となっていた。第1四半期は輸出量で同3.6%減、取引総額でも同2.6%減と低調なスタートであった。一方、同9ヶ月間の輸入量は合計で約1千3百60万トンで前年同期比3.4%減、取引総額でも同2%減の約$152億であった。また、第3四半期末時点での貿易収支は、約1千7百30万トン約$34億の黒字で、前年同期の約1千6百40万トン約$36億の黒字と比較すると、数量増、金額減の結果となった。
12月11日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ