紙パルプ製品評議会の発表した最新の統計によると、北米11月の印刷・筆記用紙需要は前年同月比1.1%微減となったが、今年1月~11月の平均減少率3.7%より回復をみせる結果となった。コート紙カット判と塗工中質紙の需要は前年同月より上向いたものの、非塗工紙系の需要は全般的に下降傾向となった。一方、11月北米からの出荷量は前年同月比3.6%減、輸出量は同3.9%増、輸入量も同23.6%増と大幅に伸びた。また、11月の工場稼働率は92%(生産能力からの出荷量)を示した。11月末の印刷・筆記用紙のメーカー在庫量の合計は、前月末比2.9%増加した。また、1月~11月の在庫量累計ベースでは、前年同期から横這い推移となった。
12月22日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ