中国通関当局が発表した最新の統計によれば、11月中国の古紙輸入量は前月の落ち込みから反発、前月比30.6%急増して合計約251万トンとなった。11月急回復の要因は、9月初旬に経営破綻した韓国Hanjin Shipping(韓進海運)の中国向け古紙を積載した無数のコンテナが10月北米や欧州の港湾に取り残されたことで中国へは未着となって9月から27.4%急落する結果となったが、その貨物が11月になって続々到着したことによるもの。数字の伸びは各品種ともに例外なく、OCCの輸入量は前月比32.5%増の約151万トンとなり、新聞古紙も同33.7%増の約46万トン、雑古紙も同18.8%増の約46万トンとなった。前年同月比では前年11月の約225万トンから11.7%増となった。一方、1月~11月の輸入量累計では前年同期の約2千6百52万トンから2.4%減の約2千5百87万トンとなった。
1月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ