Asia Pacific Resources International社(APRIL社)の子会社である中国Asia Symbol社が、同国南部広東省の江門市に位置する同社新会工場に於いて、非塗工上級紙年産45万トンの新ラインで試運転を開始したことが分かった。同社関係者によれば、同工場12号機となる同ラインは、1月24日に稼働を開始し、1月29日に最初の巻取り生産に至ったとしている。同ラインはフィンランドValmet社製で、ワイヤー巾9,200㎜、設計スピードは分速1,800mとなっている。投資総額は2億9千8百万米ドルで、同ライン導入によって同工場の非塗工上級紙の生産能力は約2倍に引き上がるとしている。同様にValmet社製の11号機はこのラインと近い仕様で、同工場で2012年7月に操業を始めている。この11号機は設計上の生産能力は年産45万トンとなってはいるが、実際には現在非塗工上級紙を年間50万トン大量生産できているとしている。
2月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ