フィンランドを本拠とするStora Enso社が、スウェーデンに位置する同社Skoghall工場の8号機高性能化に向けた改造を、このほどドイツSiemens社へ発注したことが分かった。Stora Enso社代弁者によれば、Siemens社はSinamicオペレーター・システムに将来的なオプションSimotics motorsを付随させた自動化基盤などを供給することになるとしている。その他のデジタル・オプションとしてモバイル・オペレーター・パネルとバーチャル・シミュレーション・システムSimitなども合わせて納入される予定。同8号機の改造作業は4年以上かけて4段階で構成されており、板紙ラインの最大生産スピードも、現行の分速900mから1,000mへ引き上げるとしている。Stora Enso社のSkoghall工場同ラインは、液体用紙器、折りたたみ箱、塗工白ライナーなど年間約46万5千トン生産できる。
3月2日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ