台湾の永豊餘は先ごろ同国に位置する同社板紙3ラインを永久閉鎖したが、今月より桃園市の同社Hsin Wu工場で年産30万トンの新たな再生中芯段繰り加工ラインを稼働させる計画であることが分かった。3号機となる新ラインはValmet社製で、抄き幅6,660㎜、設計スピードは分速1,200m、原料は100%古紙としている。同3号機は、同社が永久閉鎖した Cheng Kun工場の合計年産25万トンの再生段繰り加工3ラインとのスクラップ・アンド・ビルドとなっている。その3ラインは2月下旬で停機となったが、同社は他にもTaichung工場を閉鎖し、商業施設用途での使用を検討している。当初、同3号機は昨年末の稼働を予定していたが、Cheng Kun工場を円滑に閉鎖する目的があり、これまで延期となっていた。
3月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ