スペインのパルプ・メーカーであり発電事業者でもあるEnce社は、2015年に公開した5年計画のパルプ増産分を、更に同社Pontevedra工場とNavia工場で差し引き約3万トン分上積みするとした戦略的投資4年計画をこのほど公表したことが分かった。この計画修正によって、同社の晒ユーカリパルプの生産能力は2020年までに年産1,120,000トンとなるが、パルプ部門の全体の資本支出は最初の試算より約5千万ユーロ減少するとしている。先週開示となった新計画書によると、同社はPontevedra工場の生産能力を当初計画の45万トン増から2020年50万トン増へ5万トン引き上げたものの、一方、Navia工場の生産能力を2020年64万トン増を2万トン下方修正し62万トン増としたもの。
3月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ