インドネシアのAsia Pulp & Paper社(APP社)は、同国南スマトラの同社OKIパルプ工場に於ける先般の年産280万トンのライン試運転開始に続き、同地にてかねて計画していたティッシュ増産強化を推し進める決断を下したことが分かった。同社とイタリアToscotec社によると、昨年発注した2機とは別に、これまでで同社最大の22フィートのスチール・ヤンキー・ドライヤーをそれぞれに搭載した6機のティッシュ・ラインを供給することで、同社が契約に署名したとしている。いずれのティッシュ・ラインも生産品種にもよるが、日産192トンから300トンの生産量を見込んでいる。新ラインはいずれもToscotec社が開発した新型のティッシュ・ラインでProdergyと呼ばれている機種。設計スピードは分速2,200mとなっているが、運転上の最大スピードは2,000mで、米坪範囲12~40gのティッシュを1機当たり年産10万トンとしている。
4月7日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ