スペインの製紙産業界は昨年約520万トンの紙・板紙を再利用したことが分かった。また、同国内で再生用古紙の回収量は3年連続で上昇、2016年は470万トンで2015年を3.1%上回り、500万トンに到達した2008年に迫ったとしている。業界団体であるAspapelによれば、同国内では全体の紙消費量の71%を回収、再生利用しているとしている。この数字は、消費者が使用した後の71%が回収され、再利用に回されていることを示している。回収は2つのチャンネル経由であり、ひとつは、再生用ゴミ箱を利用した自治体による回収、小規模の店舗、オフィス、学校などでの戸別回収に加えて、クリーン・ポイントがリサイクル用に回収された紙の20%を占めている。もうひとつは、大型流通エリア、印刷業者、産業などの民間事業者が提供する回収システムで、残りの80%が占められているとしている。
4月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ