タイSCG Packaging傘下のThai Paper社が、同国Kanchanabury県に位置する同社Wangsala工場のパルプ・ライン(wet lap)の改造をオーストリアのAndritz社に委託することで、このほど契約を取り交わしたことが分かった。Andritz社広報担当者によれば、改造作業は7月までに完了する計画となっており、ラインの生産能力を現在の日産255トンから300トンに引き上げるものであるとしている。Thai Paper社とは別に、SCG社傘下の2社、Siam Kraft Industry社とSiam Forestry社も、同工場で資産を所有している。同工場は、ライン4機で操業しており、再生コンテナーボード、クラフト紙を合計年産60万トンの生産能力がある。その他に、石膏ボード原紙年産7万トン、抄きあわせ板紙年産12万トンのラインも稼働している。
4月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ