フィンランドを本拠とするMetsa Board社が、スウェーデンに位置する同社Husum工場で新たな押出しコーティング・ラインをこのほど始動させたと公表したことが分かった。最新鋭の新コーティング・ラインは、年産10万トンの生産能力を有し、このラインへの投資額は3千8百万ユーロとなっている。同工場では、他に年産27万トンの高効率ライナー・ラインと2016年から稼働開始した年産40万トンのヨーロッパで最も近代的な折りたたみ箱用板紙ラインで操業している。今回導入の押出しコーティング・ラインは、現在最初の受注分を生産しており、製品は世界中の食品サービス市場へ提供され、可用性の向上と競争力を兼ね備えた製品の提案ができるとしている。同社のPEコート板紙は、製品の安全性、純度の高さ、保護性を提供することによって、食品サービス部門からの厳しい要件にも対応している。
4月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ