ブラジル森林産業協会が公表した最新の統計によれば、同国3月のパルプ輸出量は前年同月比10.6%の大幅増で約100万トンとなったとしている。一方、同国3月のパルプ生産量は同9.9%増で推移、約160万トンとなったが、輸入量は同55.6%大幅減の約1万6千トン、消費量も同5%増加して約63万トンとなった。一方、1月~3月の同国パルプ輸入量累計は前年同期比45.4%大幅減の5万9千トン、同期間の生産量累計では同3%増の約470万トン、輸出量累計は同5.5%増の約330万トンとなった。この第1四半期の最大のパルプ輸出市場は中国で、金額は累計で約6億2千万米ドル、前年同期を21.6%大きく上回った。一方、欧州向け、オセアニア向け、北米向けはそれぞれ同28%減の約4億1千3百万米ドル、同14.2%減の約1億1千5百万米ドル、同6.6%減の約1億9千9百万米ドルであった。
5月3日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ