タイのHiang Seng Fiber Container社が、同国Samut Sakorn県に位置する同社工場に建設中の再生コンテナーボード年産27万トンのラインが度重なる工期遅延に直面していることが分かった。同社は。当初は中古機である同5号機の稼働開始時期を2015年末と定めていた。関係者によれば、設置作業の進捗が予想以上に長引いていることから、同ラインの試運転は今年中には実施できないであろうとしている。同社は同ラインを北米で調達し、改造作業をイタリアのPMT社に委託していた。PMT社は、同板紙ラインの基幹工程も供給しており、その中には2つのヘッドボックスと1つのワインダーを搭載する新たな形成工程が含まれているとしている。また、米国のKadant社が原料調製システムを供給する。同5号機は、ワイヤー巾6,200㎜、設計スピードは分速900mとなっている。
5月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ