中国通関当局が発表した最新の統計によると、同国3月の古紙輸入量は前月から27.6%急増して310万6千トンとなったことが分かった。今回の海外産古紙への需要増は、昨年末頃から国内回収古紙の価格が輸入品のそれを超えるレベルになったことが大きな要因となったとしている。この前例のない状況は、昨年末から今年初めの間に紙・板紙の価格が急上昇したことを背景に、中国メーカーが在庫積み増しを切望していた為、古紙の供給不足に至ったものとしている。結局、国産古紙の限定的な供給量によって、中国ユーザーは既に高値となっていた輸入品で不足分補充を余儀なくされたとしている。
5月8日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ