米国森林紙製品協会が本日公表したところによると、2016年に同国で消費された紙の67.2%がリサイクルへ回されていたことが分かった。同協会CEOによれば、同国に於ける自発的且つ市場主導型の回収システム、毎日リサイクルを旨とする多数の国民や、消費者に紙のリサイクルの重要性を知らせる業界の取り組みは、引き続き同国古紙の高い回収率を可能にしているとしている。また、リサイクルのための紙の回収は、紙や紙をベースにした包装製品の耐用年数を延ばし、業界の持続可能性に関する取り組みの不可欠な部分となっていると付け加えた。1990年と比較すれば紙の再生率は倍増しており、過去8年間で米国の紙の再生率は63%に到達したか、それを上回っている。同業界は、Better Practices、Better Planet 2020 sustainability initiativeの一環として、2020年までにリサイクルの為の古紙の回収率を70%超にするという目標を掲げている。
5月9日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ