ヨーロッパ紙リサイクル価値連鎖(The European paper recycling value chain)は、EUの紙のリサイクル率を大幅に上回っており、2015年にはほぼ理論上最大の71.5%に達したとしている。業界は、これまでのヨーロッパの紙のリサイクルに関する宣言で2000年以来達成された進展を踏まえて、2020年までに74%まで率を上げて別の動きを目指すとしている。また、効果的なリサイクル率である71.5%を既に達成していることから、ヨーロッパの紙リサイクル価値連鎖は新たな目標である74%の目標をさらに上げていきたいと考えているとしている。CEPI関係者によると、この上昇率は、欧州経済の循環性を高める上で不可欠な役割を果たすものであるとしている。更に、紙製品の設計と製造におけるリサイクル性を重視し、紙製品からインクを除去する技術を改善することで、紙のリサイクル品質を向上させる為の更なるステップに進む予定であると付け加えている。
5月11日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ