PPIラテンアメリカの調べによると、ブラジルの大手メーカーであるSuzano社やInternational Paper社(IP社)が上質紙の価格修正を行なうと公表したにもかかわらず、ブラジル国内の印刷・筆記用紙の価格はこの4月5月も変動がなかったことが分かった。市場関係者によれば、需要が極めて低迷していることに加え、今年はヨーロッパを始めとして世界規模で連続的にパルプ価格が高騰している影響を受けているとしている。 Suzano社の紙パルプ事業責任者が同社の第1四半期決算発表の席上語ったところによると、今年初に同社は前年度と変わらず、カット判、上質紙、板紙の値上げを告知しており、また各商流に於ける各製品の特性を観察し、この価格浸透の為の戦略を策定したことで、その結果は今年下半期にも判明するものと期待しているとした。
5月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ