フィンランドのValmet社が、韓国のHansol Paper社Shintanjin工場へ改造オフライン・コーターを供給する予定であることが分かった。今回の改造の目的は、現在の同工場を感熱紙生産に特化することであり、高品質感熱グレードの生産能力強化と市場シェア拡大を目指すとしている。現状では、同オフライン・コーターはコート紙グレードの生産を行なっている。同工場は、徐々に印刷用紙や低利益率の製品の生産を減らしていく意向をもっており、改造ラインの稼働開始を2018年に見込んでいる。今回の改造注文はValmet社の2017年第2四半期受注分に含まれているが、取引総額は開示されていない。このタイプの発注金額は通常1千万~2千万ユーロと目されている。感熱紙生産は極めて難易度の高い分野とされており、感熱コート色は大変高価であることに加え、精度の高い乾燥処理が求められるとしている。
5月22日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ