中国通関当局が発表した最新の統計によると、同国4月の古紙輸入量は前月から27.0%急減して226万7千トンとなったことが分かった。4月の古紙輸入量の大幅減少は、特に米国からのOCC輸入価格がトン当たり280米ドル以上高くなったことで、2月の古紙価格高騰につながったことが大きな要因とみられる。2月の大幅な価格上昇は、中国ユーザーが同月のRCP輸入を一斉に控える作用を引き起こし、これが4月の輸入データに反映されたとしている。急激な落ち込みは各品種全体に渡ってみられた。OCC輸入量は前月比26.8%急減の132万トン、また新聞古紙は同31.5%激減の415,709トン、雑古紙も同25.8%減の445,928トンと軒並み数量が下落した。一方、前年同月比では4月の古紙輸入量は、前年4月の257万9千トンから12.1%落ち込んだ。
5月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ