米国ファイバー・ボックス協会監修の最新の産業年次報告書2016によれば、米国2016年のカートン出荷総額は前年比0.8%増の308億米ドルとなったことが分かった。昨年、カートン価格がやや下落したことによって、面積ベースでの出荷量上昇率2.1%増の3千764億平方フィートと比較すれば、金額ベースではやや下回る。同協会が示す2016年段ボール物価指数平均は前年より1.6%減少、これは2009年の景気後退以来の減少となったとしている。また、2016年のカートン出荷に於ける面積ベースでの成長率2.1%は、2010年に2008年~2009年の大不況から復活して以来最大の上昇率である。2016年のカートン出荷量のうち80%はコルゲート・プラントからのもので、残りの20%はシート・プラントからとしている。
5月26日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ