フィンランドのパルプ・メーカーであるKaiCell Fibers社は、同国Kainuu地方に建設を計画しているパルプ新工場とbiorefinery(植物燃料転換プラント)に向けた技術的且つ商業的な実現可能性調査(FS)を、このほど完了し、今後、プロジェクトを実現する為の環境事前調査や調達資金の確保を含む次のステップへ前進することになった。同社CEOによれば、現在同社としてはFSの調査結果を注意深く精査して、環境影響アセスメントの実施や新規バイオ製品の更なる開発を含む同プロジェクトの第二段階への準備を進めるとしている。また、工場用地としての土地利用計画の策定を早急に始める、と付け加えた。FSの完了をもって、資金調達への進捗もみえてくるとしている。
6月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ