スペイン・パッケージング・段ボール生産者協会(AFCO)が公表した最新の統計データによると、同国の2016年段ボール原紙生産量の合計は前年比4%増加して495万2千トンとなったことが分かった。スペインのこの数字は、ヨーロッパ内ではドイツ、イタリア、フランスに次ぐ4番目の生産量となっている。同国全土の71社の段ボール原紙メーカーおよび89工場で構成される同業界の昨年の直接的および間接的な総売上高は44億8千万ユーロに達したとしている。また2016年は、同業界では直接的、間接的な仕事を通じ、22,750人以上が採用となった。AFCOによると、段ボール・パッケージング分野の成長は、消費者が、より環境に優しく且つより衛生的な包装材料を好むといった昨今の傾向に後押しされたものであり、これによって、生鮮食料品の賞味期限が伸び、商品の保管・物流・配送などの最適化も図れるとしている。
6月1日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレード ブログ