ロシアのKnaufグループが運営するKnauf Petroboard社が、同国レニングラード州Kommunarに位置する同社工場での再生板紙生産の高性能化に向けた、35億ルーブル(6千2百万米ドル)の投資プロジェクト詳細をこのほど公表したことが分かった。今回のプロジェクト構想には、同工場の板紙ライン2号機の近代化に加え、浄水装置の高性能化が含まれているとしている。同社の計画では、板紙製品の低米坪化を目指して2号機に新たなワイヤー・セクションを設置し、生産能力も年産15万トンまで引き上げるもの。設備の供給については、オーストリアのAndritz社と契約を取り交わしており、プロジェクトの完了を2018年末と予定している。同社は、抄き幅4,200㎜のラインを2機所有しており、それぞれ塗工・非塗工再生板紙年産12万5千トンの生産能力がある。
6月6日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ