台湾を本拠とする榮成紙業(Long Chen Paper)が、第3四半期にも中国湖北省のSongzi市に位置する同社工場に於いて、年産合計85万トンとなる板紙ライン3機稼働に向けて準備を進めていることが分かった。台湾メーカーである同社は、微調整完了後にテストライナーと再生段ボール中芯を生産することになる2号機で、既に試運転をスタートさせた。残りの2機、再生コンテナーボード生産用の1号機、小型板紙ラインである3号機も来月よりテスト生産を開始する見込みとしている。1号機は主にクラフト・トップ・ライナーを生産し、3号機はコア原紙を生産する予定。1号機はフィンランドValmet社製、2号機は同社の台湾子会社であるYue Li Machinery社製、またドイツのVoith社が古紙処理システムを供給するとしている。1号機、2号機はいずれも抄き幅6,600㎜、設計スピードは分速1,000mとしている。
6月15日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ