ブラジルの紙パルプ・メーカーSuzano社が、同国Maranhao州に位置する同社Imperatriz工場でのやや長い保守休転実施を決めたことで、この第3四半期の晒ユーカリパルプ販売量を約10万トン削減する見込みであることが分かった。同社CCOがRISIに伝えたところによると、今回は第3四半期の間にアジア向けパルプの出荷から約10万トンを削減するとしている。晒ユーカリパルプ年産150万トンの生産能力を有する同工場は8月後半から9月上旬にかけて休転とする模様で、通常の定期保守点検整備以外にも、同工場生産能力のボトルネックとなっている工程の改善の為、いわゆる5.1プロジェクトを推進するとしている。これにより、同社は同工場の生産能力を年間15万トン分引き上げ、年産165万トンとする計画を実施する。
6月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ