ブラジルの紙パルプ・メーカーSuzano社は、同社による同国の晒ユーカリパルプ・メーカーEldorado社買収が現実味を帯びてきたとして、Suzano社CEOが6月20日に行なわれたPPIラテンアメリカの独占インタビューに答えた。同氏によると、これまで競合関係にあったチリArauco社とブラジルFibria社は既にEldorado社との取引交渉を断念したようだとしている。また、Suzano社は、候補に挙がった3社の中で財政状態が一番良く、この競合から抜け出した形で適任であろうと説明を加えた。それが認められれば、同社は現在も今後もEldorado社購入の覚悟ができているとしている。また、同氏は、同社のゴールは単に業容を拡大することでなく、好ましい方向性を選択することにあるので、過大な買収価格を支払うつもりはないとしている。あくまでも、同社のゴールは同社株主に向けた価値の創造であると付け加えた。
6月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ