中国通関当局が発表した最新の統計によると、同国5月の古紙輸入量は前月から7.7%増加して244万1千トンとなったことが分かった。4月の古紙輸入量27.0%大幅減少は、2月に米国の古紙価格高騰に対して中国ユーザーが抵抗を示したことが大きな要因とみられている。中国ユーザーの低調な購入姿勢は古紙価格が下がり始めた3月後半まで引き続いたものの、その後順次市場に戻ったとしている。今回の回復基調は5月の通関実績に反映されており、特にOCC輸入量は前月比8.1%増の142万8千トン、また新聞古紙は同3.0%増の428,203トン、雑古紙も同5.8%増の472,003トンと軒並み数量が回復をみせた。一方、前年同月比では5月の古紙輸入量は、前年5月の226万3千トンから7.9%上向いた。
7月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ