米国のVerso Corporation社は、同国メイン州Jayに位置する同社Androscoggin工場の製紙ライン3号機とその関連機器を永久閉鎖として、コート紙の年間生産能力を20万トン減らす計画であると、本日公表した。同ラインの停機は8月1日としており、2017年第3四半期末までに完了させる見込みとしている。3号機およびそれをサポートする回収ボイラーと蒸解釜は、顧客からの需要減少に対応して今年の1月に停機としたことで、同社のコート紙生産能力は十分となったとしている。これまで3号機で生産されたほとんどの製品は、同社の他工場にある低コストのラインにその生産を移行した。同社CEOのコメントによると、同社は、現在グラフィック紙製品に対する顧客の需要が減少し続けている市場に於いて、同社を持続的な収益性を生む方向に向かわせる努力を続けているとしている。
7月19日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ