北米西海岸では最大の新聞用紙メーカーであるNorpac社が、10月にもワシントン州に位置する同社Longview工場1号機を停機措置とする予定であることが分かった。RISIのデータによれば、同ラインはNorpac社が所有する製紙ライン3機のうち一番小型のもので、新聞用紙の生産能力は年産24万6千トンとなっている。同社CEOによると、米国の貿易法に基づき、カナダから投げ売りされ補助されている輸入紙に対抗する為に、同社は残りの2機の製紙ラインを再編することにより、顧客にとってより堅牢で強力なサプライヤーを目指すとしている。同社の新聞用紙生産能力の合計は38万6千トンで、この数字は北米新聞用紙市場のシェア6.8%に相当する。ちなみに、西海岸で2番目の新聞用紙メーカーはカナダBritish Columbia州のCatalyst社で、生産能力は38万2千トン、市場シェア6.7%としている。
8月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ