南アフリカ共和国は、2016年にゴミ処理場から再生可能紙と紙パッケージ合計140万トンを見事に再生・転用してみせた。この数字は、重量にすれば成長したアフリカ象28万頭、面積にしてサッカー・グラウンド254面に匹敵するとしている。南アフリカ紙リサイクル協会(PRASA)によれば、同国の紙再生率は2012年以降、連続して前年比2%増を維持しており、現在68.4%まで到達したとしている。これは、世界平均である58%を超える数字であり、我々がゴミ箱に捨てた紙と板紙は、南アフリカの製紙メーカーが1920年以来代替ファイバーとして使用してきた貴重な原材料であると付け加えた。それにもかかわらず、依然として新聞紙、雑誌、オフィス紙、板紙ボックス、紙器、牛乳カートン、ジュース・カートンなどの大半はゴミ箱に捨てられているのが現状であるとしている。
8月15日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ