中国の7月の古紙輸入量は全般的に弱含みに推移し、前月と比較して10.5%の減少、213万4千トンまで数字を落とした。7月古紙輸入量の低下は、中国政府が古紙輸入に制限をかけていることから、急落につながっている可能性が高い。中国当局の古紙輸入許可更新の承認を中止したが、5月下旬に発行された許可を最後に、当局が今年末から雑古紙の輸入禁止を発表した後、それが真実であると判明したとしている。輸入古紙のうち雑古紙の輸入数量は、前月6月に前月比13.7%減を記録した後、7月には18.8%減の330,509トンとなった。また、新聞古紙は最も大きな落ち込みをみせており、前月比21.2%急減の419,381トンとなっている。OCCでさえも、輸入量は前月比2.8%減の131万トンに終わった。前年同月比でみると、前年7月の古紙全体の輸入量220万7千トンから3.3%減となった。
8月28日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ