米国のWest Linn Paper社は、今日同社顧客に向けてオレゴン州Portland近郊に位置する年産27万トンの同社コート紙工場での操業を停止し、二次担保の貸し手の管理のもと早々に事業の清算を開始すると公表したことが分かった。同社CFOが顧客に送付したメールによると、同工場の128年の歴史を終わらせることに深く失望しており、最後の20年間は大規模な再編の結果で、同社の現在の所有権となった折に再スタートを切ったとしている。更に、同社が市場の構造変化に適応しようとしていたので、同社の従業員、貸し手、および所有者から受けた関与と支援は目覚しいものであったと付け加えた。しかしながら、いくつかの予見可能な事象により、利用可能なパルプの著しい減少がもたらされ、継続的な操業が不可能になったとしている。
10月16日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ