中国東部の浙江省阜陽市政府当局が、同市内の紙・板紙メーカー全社に対して、排出ガスおよび電力消費削減の為、10月13日より10日間生産を止める様に命令を出したことが分かった。70以上の紙・板紙工場が影響を受けるが、主に再生コンテナーボード業界を中心に打撃を与えることになる。2ヶ月前にも同様の措置が実施されており、今回もそれぞれの工場では政府が定めた休止期間を交互に7日から10日実施することになるとみられています。この供給削減は、阜陽市の工場の主な産出物である裏ねず貼合板紙の価格急上昇を助長したとしている。PPIアジアの調査によれば、中国東部では8月にトン当たり350~400人民元(53~60米ド)上昇、9月には更にトン当たり700人民元値上がりしたとしている。
10月20日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ