米国森林紙製品協会が発表した最新の月次統計によれば、米国10月の印刷・筆記用紙全体の出荷量は前年同月比7%減少となった。10月の印刷・筆記用紙の主要4品種のうち、上質紙カット判の出荷量は前年同月比で増加したが、これは残りの3つの主要グレードの減少により相殺される結果となった。一方、米国の10月印刷・筆記用紙の購入も同9%減少した。また、在庫は前月の9月末から9%水準を下げた。10月の上質紙カット判の出荷量が前年同月比で増加をみせたのは、今年になって2回目である。また9月の同品種の輸入量は同12%大幅減となり、4ヶ月連続の12%以上下落となったが、引き続き輸出量は同26%の大幅増加となり、17%以上の上昇が5ヶ月連続となった。また、コート紙カット判の10月の輸入量は同17%減で、3ヶ月連続の下降推移である。一方、輸出量合計は同4%増となり、過去9ヶ月のうち7回目の増加推移となった。
11月21日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ