主要な国際リサイクル協会が、中国政府が来年から開始する輸入古紙の汚染レベルに関する厳しい規制を緩和する様、中国の説得に向け最後の努力をしている。中国の標準化管理局は、11月15日に世界貿易機関(WTO)に、来年3月1日以降同国に到着する古紙貨物の運搬廃棄物(または汚染物質レベルの許容量)の重量が0.5%に制限されるとの通知を提出したとしている。ベルギーに本拠を置くBIR(国際リサイクル局)と米国のスクラップ・リサイクル産業研究所(ISRI)は、当初懸念されていたレベル0.3%の基準値を上回っていると評価しており、 市場は実現可能であると考えている模様。また、BIRは、貿易に関する技術的障壁の最近3年間のレビューで、いくつかのWTO加盟国、すなわちEU、日本、米国、オーストラリアが、固形廃棄物の為の中国の輸入規則の広い範囲が外国事業者と同じように国内事業者にも適用されたかどうかについて疑問を呈した。
11月24日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ