EURO-GRAPHが発表した最新の統計によれば、9月欧州の新聞用紙、SC紙、塗工中質紙出荷量はいずれも下落傾向での推移となったが、非塗工中質紙の出荷量は上昇している。欧州9月の新聞用紙の出荷量は前年同月比5.5%減の619,000トンで、そのうち欧州域内向けでは同10.5%減の471,000トンで、域外輸出向けでは同15.3%増の148,000トンであった。一方、SC紙出荷量も引き続き減少しており、同11.1%減の333,000トンで、そのうち欧州域内向けは9.7%減の280,000トン、域外輸出向けでは同17.8%減の53,000トンとなった。また、塗工中質紙出荷量は合計515,000トンで前年同月比4.6%減、そのうち欧州域内向けでは同5.8%減で396,000トン、域外輸出向けでは同0.3%微減の119,000トンとなった。非塗工中質紙出荷量は、同4.2%増の220,000トン、そのうち欧州域内向けでは同1.7%減で177,000トンだったが、域外輸出向けでは同37.7%大幅増の43,000トンであった。
11月27日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ