ブラジル森林産業協会が発表した最新の統計によれば、10月単月のパルプ生産量は、前年同月比1.9%増の約160万トンとなった。しかしながら、同国が今年10月に輸出したパルプの数量合計は約102万トンで、前年同月比2.2%減の推移となった。また、10月のパルプ消費量は前年同期比8.1%増で599,000トンであった。1月~10月の同国パルプ(主にL材パルプ)輸出量累計では、前年同期比3.6%増の約1千1百万トンとなったが、同期間のパルプ生産量は同2.9%増の1千5百90万トンであった。通期のパルプ輸出金額累計では、2017年は約51億米ドルで、前年を13.7%上回っている。仕向地別では、中国向けが同18%増の20億米ドル、ヨーロッパ向けが同5.6%増の16億米ドル、北米向けが同16.3%増の8億1千5百万米ドルとなっている。
11月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ