南アフリカを本拠とするMondi社のオーストリアFrantschach工場に隣接するWolfsberg地域の住民が、月曜日、同工場が排出する異臭に対して抗議行動をおこしたことが分かった。Susanne Dohr率いるGreen Party広報担当者によると、地元メディアの報道を引用し、この問題に関して市民から多数の苦情電話がかかっているとしている。Dohr氏によると、電話の主な要件は、測定ステーションの設置、更なる制御、想定される事故発生時の透明性の向上であるとしている。同工場は、3機の抄紙ラインでクラフト紙を年間合計約29万トン生産している。Mondi社としては、同工場の事業が、2018年末に有効となる欧州連合(EU)のMCP指令を含む要件および基準に完全に準拠していると述べている。同社は更に、Graz工科大学と数ヶ月間にわたり、同地域の新しい測定コンセプトを開発するために取り組みを続けていると付け加えた。
11月29日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ