米国のGraphic Packaging社は、12月1日付で同国カリフォルニア州Santa Claraに位置する同社の再生塗工板紙工場を永久閉鎖し、同社の生産能力は6%低下する結果となった。同社は、12月4日付の有価証券報告書でライン1機を有する年産137,800トンの工場閉鎖について肯定した。同社は、今年9月6日に年末までに同工場を閉鎖すると公表し、中西部に位置する同社の低コスト再生塗工板紙工場との比較で、同工場の高コスト構造に言及していた。同社はまた、南部に位置する2つの同社塗工未晒クラフト工場に生産を移管することにより、全体の生産能力低下に対応するとも述べた。同工場の従業員は約120人。今回の閉鎖は、2015年以来北米に於ける再生塗工板紙工場の閉鎖では4例目となった。
12月4日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ