ロシアのKama Karton社が進めている、同国Perm州に位置する同社工場へ年産22万トンの折りたたみ箱用板紙の新ラインを導入する投資プロジェクトが、財政的な問題で暗礁に乗り上げていることが分かった。投資総額293億ルーブル(4億9千6百万米ドル)は、同国Otkritie銀行が融資することになっていたものの、同国最大の個人銀行である同行が厳しい財政問題を抱えていた為、最近になってロシア中央銀行によって救済されたことが分かった。Perm州知事の語ったところによれば、Kama社の板紙プロジェクトはOtkritie銀行の問題の後で棚上げされた形となったとした。今週開催された記者会見の場で、同知事は現在このプロジェクトの再開への道を探っていると発言した。
12月14日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ