数週間にわたる木材供給中断が続いていたが、チリのパルプ・メーカーArauco社はこのほど同国の未晒クラフトパルプ(UKP)年産35万5千トンの同社Constitucion工場で操業再開に漕ぎ着けたことが分かった。同工場は、現地のトラック協会が同地区での木材輸送の取引拡大を求めて掲げたストライキ実施の影響を受けて、11月24日以降休転状態を余儀なくされていたもの。12月31日に解除されたこの物流封鎖は、同じくUKP年産15万5千トンのArauco社Licancel工場にも影響を及ぼし、数日間、より低い稼働率での操業を強いられていた。同社は、同期間に於ける推定の逸失生産量について公表してはいないものの、Constitucion工場の生産能力から推測すると3万5千トン以上の数量に達するとみられている。
1月9日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ