EURO-GRAPHが発表した最新の統計によれば、11月欧州の新聞用紙、SC紙出荷量はいずれも下落傾向での推移となったが、塗工中質紙は横這い、非塗工中質紙の出荷量は上昇している。欧州11月の新聞用紙の出荷量は前年同月比1.1%減の642,000トンで、そのうち欧州域内向けでは同6.6%減の499,000トンで、域外輸出向けでは同24.6%大幅増の143,000トンであった。一方、SC紙出荷量も引き続き減少しており、同4.1%減の318,000トンで、そのうち欧州域内向けは4.8%減の272,000トン、域外輸出向けでは変動なく46,000トンとなった。また、塗工中質紙出荷量は合計523,000トンで前年同月と同様、そのうち欧州域内向けでは同0.6%微減で426,000トン、域外輸出向けでは同3.3%増の97,000トンとなった。一方、非塗工中質紙出荷量は、同7.6%増の211,000トン、そのうち欧州域内向けでは同9.3%増で176,000トンだったが、域外輸出向けでは同0.4%微減の35,000トンであった。
1月25日付RISIから抜粋
出典:日本紙類輸出組合・日本紙類輸入組合 ペーパー・トレードブログ